| 頂点カラー Tips | ||||
・「頂点カラー」とはどういう用途で使用されるかを説明します。 1. 3DCGにおける頂点カラーとは、ポリゴンの各頂点に割り当てられるカラーのことを言います。 例えば、下図のような平面があります。  2. これの各頂点（線が交差している所）に、色や透明度をつけることができます。  3. このように表示できるのは、ゲームなどのリアルタイム表示する場合になるので、 主にゲームに使われています。どのようにゲームに使われているか、簡単に説明します。 まず、下図のような地面があります。  4. これに、テクスチャを割り当てると下図のようになります。  5. 面の分割は下図のようになってます。このままではどうしても立体感が足りません。 レンダリングすれば、シェーディングなどが付き立体的に見えるかもしれませんが、 リアルタイムで表示するには、少し物足りないです。  6. そこで、頂点カラー付けてやります。カラーといっても白黒で明るさ、透明度なども 設定できるので、ここに頂点カラーを使って立体感を出します。上記のモデルに 頂点カラーをつけたものが下図のようになります。  7. 単純に頂点に明暗をつけただけですが、テクスチャ表示してみると下図のように、 以前と比べても少し立体感が出てきました。  8. 更にこれを応用すると、影もつけられます。さらに面を分割し、頂点カラーをつけていきます。  9. この上に立方体を乗せ、テクスチャ表示をさせると即席シャドウのできあがりです。 影の計算は、リアルタイムで表示させるには重く、物体の数が多いとさらに処理時間が かかってしまいます。そこで、動かない物体などに、このように頂点カラーを割り当てて やれば、処理が軽いまま、影や透明の設定ができます。  |
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