SOFTIMAGE 3D HRC Export
The plugin for LightWave 6.5
Nov 11, 2000 Ver.2.1
はじめに
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このプラグインは、LightWave 6.5で作成したポリゴンオブジェクトをSOFTIMAGEの
HRCファイル形式に変換するモデラープラグインです。SOFTIMAGE 3D V3.7の形式で
HRCファイルを作成します。LightWave 6.5のdiscontinuos VMAPに対応しています。
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SOFTIMAGE 3D HRC Exportは、コマンドシーケンスというクラスのプラグインで
モデラーに登録して使用することができます。
プラグインを登録する場合は、モデラーの「プラグインの追加」ボタンを押して、
HRCSave.pを選択して下さい。
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このプラグインは、LightWave 6.5 Modeler Build 419以降で動作します。
それ以前のバージョンをお使いの方は、LightWave 3Dをバージョン6.5へ
アップグレードして下さい。
オプションの説明
- Filename
出力するHRCファイル名称を指定します。
デフォルト値は現在モデラーに読み込まれているオブジェクト名称が指定されます。
指定した名称に拡張子(.hrc)がない場合は自動的に拡張子が付加されます。
- MODELS
HRCファイルを出力するディレクトリ名称を指定します。
- PICTURES
(.pic)形式の画像ファイルを出力するディレクトリ名称を指定します。
- hrcConvert
SIに付属するhrcConvert.exeのファイル名称を指定します。このプログラムはバイナリー形式で
頂点カラー出力を出力する時のみ使用されます。
- File Type
HRCファイルの形式を指定します。
ASCIIを選択するとテキスト形式のファイルが出力され、BINARYを選択するとバイナリー形式の
ファイルを出力します。
- Scale
頂点座標値のスケール値を指定します。
このスケール値は頂点座標値に乗算されます。Modelのスケールパラメータを変更する場合は、
SI上で操作して下さい。
- Expand UV
指定したチャンネルのテクスチャからUV座標値を展開します。
"COLR"を指定した場合は、Colorチャンネルに設定されているImage MapテクスチャからUV座標値を
計算します。対象となるプロジェクションタイプは、"Planar", "Cylindrical", "Spherical", "Cubic",
"UV"です。"DIFF"を指定した場合は、Diffuseチャンネルに設定されているImage MapテクスチャからUV座標値を
計算します。"COLR & DIFF"を指定した場合、ColorおよびDiffuseチャンネルからUV座標値を計算します。
1つのポリゴンが複数のUV座標値を持つ場合、"DIFF"よりも"COLR"が優先されます。
- Export Textures
指定したチャンネルのテクスチャ情報をHRCファイルに2D Local Textureとして出力します。
- Normals
頂点法線ベクトルの計算方法を指定します。"Default"を指定した場合、LWのサーフェイスに記述された
方法で法線ベクトルを計算します。"Smooth"を指定した場合、Smoothing Angleの値に関わらず強制的に
スムージングした法線ベクトルを計算します。"Flat"を指定した場合、各ポリゴンの頂点インデックスには
面法線ベクトルをセットします。
- Export images to (.pic)
モデラー上にロードされているすべての画像データを"PICTURES"で指定したディレクトリにSIの(.pic)ファイル
で出力します。形式は24ビットもしくは32ビットの(.pic)ファイルで出力されます。
- Export vertex colors
LightWave 6.5からサポートされた頂点カラーの情報をHRCファイルに出力します。頂点カラーマップはモデラー
のSurface Editor上で各サーフェイスに割り付けられている必要があります。
- Normalize vertex colors
LightWave 6.5の頂点カラー値 0.0-1.0をSIの形式に変換する時の正規化の方法を明示的に指定します。
デフォルトでは、LightWaveの0.0-1.0の値は、SIの0.0-255.0の範囲に変換されます。また、0.0以下の値は0.0に
1.0以上の値は1.0に事前にクランプされます。
座標系について
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LightWave 3Dが3次元座標空間を左手座標系で表現しているのに対して、SOFTIMAGEは右手座標系
を使用しています。座標系の変換のために本プラグインは、頂点座標値と法線ベクトルを
X'=X, Y'=Y, Z'=-Z のように変換し、各ポリゴンの周り方向を反転して出力しています。
テクスチャUV座標値の変換
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LightWave [6]は各チャンネルごとに複数のテクスチャを持つため、1つのポリゴンが複数のUV座標値を
保持することができます。本プラグインでは、指定したチャンネルが持っているImage Mapテクスチャ
からUV座標値を展開した後、最も優先順位が高いUV座標値をHRCに出力します。同一チャンネルで複数の
テクスチャチャンネルが存在する場合は、一番上のテクスチャレイヤから計算されたUV座標値が使用されます。
"COLR"と"DIFF"では、"COLR"が優先されます。
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テクスチャのUV座標系は、0.0 - 1.0の正規化座標系になっていますが、LightWave [6]ではテクスチャの
繰り返し処理のために正規化座標空間を超えるUV座標値を扱うことができます。
本プラグインはポリゴンのUV座標値がマイナスの空間に位置している場合はUV値をプラス空間にオフセットし、
UV座標値が1.0を超える空間に位置している場合はマイナス方向にオフセットします。
この処理によってできる限り1つのポリゴンのUV座標値が0.0 - 1.0の正規化座標空間に置かれるように処理します。
ただし、1つのポリゴンが複数のタイルにまたがるように計算されている場合は、0.0 - 1.0の値を超える値が
出力されます。
UV座標系においてポリゴンがタイルにまたがっている場合はSOFTIMAGEのテクスチャの設定の画面で
UVのScale,Offset,Repeatを調整してください。
SIPic.pについて
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SIPic.pは、SOFTIMAGEの(.pic)ファイルをLightWave[6]で読み書きさせるためのImage Loader/Saverプラグイン
です。画像の保存では24ビットと32ビットのどちらかが選択できます。
LightWave 3D(R)は、米国NewTek社の登録商標です。
SOFTIMAGEは、Avid Technology, Inc.の登録商標です。
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